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現場ブログ
大東市で棟瓦と漆喰の状態確認、経年劣化した漆喰が剥がれるとズレ・歪みに繋がるためご注意を

大東市で袖瓦のズレに気づいたお客さまから、ご相談をいただいた事例記事の続きを紹介していきます。原因は葺き土と瓦の接着力が弱まっていた様子で、補強工事の実施をご提案させていただく流れとなりました。

前回の記事

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【大東市で袖瓦のズレに気づいたお客さまから調査のご依頼、葺き土との接着が悪く瓦屋根のズレ・歪みが生じていました】

今回は瓦屋根の消耗部材の1つである、漆喰の状態確認を実施した様子を紹介していきましょう！

現地調査におうかがいした瓦屋根

こちらは現地調査におうかがいした際に、棟瓦の様子を確認した風景です。棟瓦とは屋根の頂点部分に兼ね備えられた、屋根の境目である棟を保護する役割を持つ瓦となります。

棟瓦は熨斗瓦と呼ばれる板状の瓦を積み上げ葺き土で固定していますが、漆喰は中の葺き土が流れ出ないよう蓋のような役割を果たした部材です。

漆喰の状態はそこまで悪くありませんでした

こちらは棟瓦の隙間に補填された漆喰を確認した様子です。全体的に経年劣化は見受けられるものの、深刻な劣化は生じていませんでした。

漆喰はご覧のように交換したばかりの状態では真っ白で美しい姿をしていますが、劣化が進むと黒ずみが生じていきます。黒ずみを放置し続けると徐々に剥離していき、最終的に中の土が剥き出しになり流れてしまう恐れも。