大阪府東成区にて長屋2階建ての瓦のズレと雨漏りの調査依頼がありました。築年数もかなり経つのですが、これまでに葺き替え工事などもされた事もなく現在は雨漏りしている状況との事でした。

瓦のズレはかなりひどい箇所もありました。当時の瓦の施工は、土葺き工法で施工されていたのですが簡単にどのような工法かと言いますと、下地の材木の上に瓦土を置きその上から瓦を押してのせていく工法になります。

土が下地の材木と瓦を固定するボンドの役割もしていました。しかし瓦が一度ズレるとその土と瓦がまたくっつく事はありません。

写真ではそこまでひどくないのですが、瓦の下が横の瓦と全然あっていない箇所があります。瓦がズレてあっていないのですがこうなるとこの瓦は土の上にのっかてるだけの状態になり風や揺れなどに対して弱くなります
(-_-;)

特にここの箇所はひどく雨漏りで下地の材木が折れているか下地が抜けているかと思われます。
最悪は天井の上に土や瓦などが落下するおそれもあります(>_<)

後は屋根の上に使用していない室外機が置かれたまんまになっていました。これもすごく危ないですしまた雨漏りの原因にもなったりします(>_<)

これで本日の調査は終了になります。お客さんには現状をお伝えして見積もりの依頼をいただき本日は失礼しました。

瓦の屋根でも昔と今では施工の仕方が全然違います。施工事例にものせているのですが、いろいろな工法などもありますので良かったらそちらもご覧くださいね
(^^)/


▶施工事例